コーヒー初心者日記

はじまり

ある日突然、コーヒーが飲みたくなってスーパーでAGFのドリップパックを買ったことだった。

私はカフェインに敏感で、睡眠に支障が出ることからそれまではコーヒーを飲まないようにしていたのだが、その日はなぜかそんな気分に襲われたのだった。

マグカップにドリップパックを据え付け、お湯を沸かして注ぎ、猫舌なのでしばらく待ってから口をつけると、なんとも言えない幸福感がそこにあった。齢四十を超えてくるとこうして突然味覚が変わることもあるのだろうか。

豊かな香り、苦味の奥にある甘味、微かな酸味が脳を刺激する。これはうまい。コーヒーは、美味しい。そう感じた。

ドリップパックでこれほどうまいのなら、豆から挽いたコーヒーはもっとうまいんじゃないか?香りももっと豊かだろう。あのコーヒー豆をガリガリと粉にする手応えを自分でも存分に味わってみたい。衝動に駆られて、コーヒーミルをリサーチすることになった。

コーヒーミル

この手のものは本格的にやると金がかかることは知っているつもりだ。まずは本当にそれが必要なものなのかを知るため、ダイソーで...いやいや、一度買えば捨てるに忍びない類の器具だ。せめて中級種を買うべきだろうな。

調べていくと次のような評価が見つかった。

スペシャルティコーヒー

コーヒー道楽の友人にコーヒーを始めたことを報告するとスペシャルティを飲めと。

近所でいつも気になっていた店があった。そばを通るといつもいい香りがしていた。あそこに行きたい!でもコーヒーを飲まない体質だったし、持て余しても勿体無いのでいつも素通りしていた。状況が揃った!ようやく行ける!

## 初めての手挽き

ダイソーでドリッパーとフィルターを購入。ワクワクしながら初めての手挽きを味わう。芳香。香ばしい匂いにうっとりする。カリカリとした手応えも「まさにこれがやりたかった!これだよこれ!」と期待以上の満足感。

味もうまい!

道具を揃えたい

コーヒーサーバーとドリップポットが欲しい。

でも荷物が増えるのは嫌だ。あまり使わなくなってしまった時に惜しまずに済むような品物はないか。

やはりハリオに行き着く。しかしいい値段する。本当にそこまで本格的にやるだろうか...すぐに飽きてしまうのではないか...

ダイソーにあるようだ。

耐熱ポット

耐熱計量カップ

スキッターがない。牛乳パックで作るも失敗。針金で試すもうまくいかない。

箸だ!箸を使う。うまくいったぞ!